本当に厳しいと言われている歯医者さん。3人に1人はワーキングプアという現実。それでもあなたは世の為人の為子供を歯科医にさせるのか?
「歯医者は儲かる」なんて言われていたのなんて、ひと昔もふた昔も前の事。 今はおよそそんな事のない時代になっています。 全国の歯科大学でも定員割れが多く出て、歯医者になろうとする子供達や、子供を歯科医師にさせようとする親が減ってきているようです。 莫大な学費と時間をかけても、将来得られる収入はそれと比例するほどはなく、むしろ「ワーキングプア歯医者」と揶揄されるくらいです。 本来は貧困と言うほど収入を得られない訳ではないのですが、以前思われていたような「歯医者=お金持ち」という図式は一部の成功している歯科医師以外は成り立たなくなっているように思われます。しかし、「歯科医師」は職業としてはとても重要なものの一つであり、なる人が少なくなるという事は相対的に業界のレベルが下がりやすくなります。(一概にそうとは言えませんが。)こんな、危機的状況を打破するために、なぜこのような事態になって来ているのか、また、それに付随して様々な歯科の知識を個人的見解で綴って行きます。
年収300万円でワーキングプアなどと言われる訳。
ワーキングプアの歯医者さんとは、日本全国の歯医者さんのうちおよそ20%の歯医者さんで平均年収をが約300万円の人の事を指すそうです。
ところで「年収300万円」ってワーキングプアか?
ふと疑問に思い調べてみると、サラリーマンの平均年収はおよそ400万円ほど。
しかし、これは全サラリーマンの平均で、ワーキングプア歯科医は全ての歯科医師の中でも20%の稼げていない群で、それが年収300万円なのである。
サラリーマンで稼げていない群はもっと低い年収であると思われるが、普通に生活をし、子供を育てている家庭もたくさんあるだろう。
では、何故ワーキングプア歯科医などと言われるのであろう?
その答えには大きく分けて2つある。
1つは、「歯医者さんになるまでの過程でかかるお金」。
そしてもう1つは「歯科医院開業にかかるお金」である。
この2つは個人としてはとても大きなな金額で、それに見合った収入でないからその様に言われるのである。
では、歯医者さんになるまでどの位の金額がかかるのか?
次回は歯科医師になるまでの金額を考えます。
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