本当に厳しいと言われている歯医者さん。3人に1人はワーキングプアという現実。それでもあなたは世の為人の為子供を歯科医にさせるのか?
「歯医者は儲かる」なんて言われていたのなんて、ひと昔もふた昔も前の事。 今はおよそそんな事のない時代になっています。 全国の歯科大学でも定員割れが多く出て、歯医者になろうとする子供達や、子供を歯科医師にさせようとする親が減ってきているようです。 莫大な学費と時間をかけても、将来得られる収入はそれと比例するほどはなく、むしろ「ワーキングプア歯医者」と揶揄されるくらいです。 本来は貧困と言うほど収入を得られない訳ではないのですが、以前思われていたような「歯医者=お金持ち」という図式は一部の成功している歯科医師以外は成り立たなくなっているように思われます。しかし、「歯科医師」は職業としてはとても重要なものの一つであり、なる人が少なくなるという事は相対的に業界のレベルが下がりやすくなります。(一概にそうとは言えませんが。)こんな、危機的状況を打破するために、なぜこのような事態になって来ているのか、また、それに付随して様々な歯科の知識を個人的見解で綴って行きます。
実は2世の方が厳しい?歯科医院経営。
今回は以前にも少し触れたが2世歯科医師の話である。
よく一般的には「お父さんの跡を継ぐから安泰だね」的な事を言うが、実際はそうではない。
以前言ったように跡を継ぐという事は、周辺環境を含めた立地を選べる訳ではない。
30年前の様にどこで開業しても患者さんが来ると言う訳ではなくなっている。
6万8000医院も日本全国に歯科医院があり、「行きにくい」「目立たない」ところなどまず選ばれないだろう。
しかし、「父親の跡を継げば開業のお金がかからないだろう」という事もある。
それも大間違いで父親が開業した何十年も前の古い建物や機械の所に、現代の患者さんがくる訳がない。
それを大幅に改装や新しい機械を導入するとなると前にも書いたように5000万円はかかる。
残念ながら古い建物の中をいくら改装しても、新築の建物に歯科医院を出すのでは雲泥の差がある事にお坊ちゃま歯科医師は気付いていない。
「それでも自分のパパの歯科医院には患者さんが来ている」と言い張っている2世もいるが、それは古い歯科医院でも来ているのはあくまでお父さんに患者さんが付いているだけなので、息子にその患者さんが引き続き付いてくると言う訳ではない。
現に、医者・歯医者関係なく「息子さんに代わったらイマイチで病院変えちゃった。」なんて、誰でも知人に一度は聞いた事があるだろう。
よほど息子に才能が有って常に人気者の様な存在であれば、跡を次いで一から立ち上げて行くつもりでやればまだ大丈夫だろうが、父親の事を尊敬しすぎているファザコンボーイでは一生親を超える事は出来ないので、間違いなく衰退の一途を辿ってしまいます。
なので、跡を継がせる方も、継ぐ方も半端な気持ちでやったら今の時代の歯科医院はうまく行かないのでやめた方が良い。
よっぽど流行っている歯科医院に息子を就職させていた方が、余計な借金も背負わなくて済むだろう。
【衝撃的事実】歯科大学に入っても歯医者さんになれるとは限らない?
2016年の歯科医師国家試験
受験者総数 3103人
合格者数 1973人
合格率 63.6%
ついに合格者数2000人を切ってきた。
これは何を示すかと言うと、以前の点数をクリアすれば必ず合格するというものではなくなり、一定の点数をクリアしたうえで人数制限をかけて来ているという事である。
公にはこの様な事を国が公表している訳ではないが、ここ数年の合格者数を見ているとそれは明らかである。
およそ、15年程前までは毎年3000人が新歯科医師として誕生していた。
その結果日本全国に10万人以上の歯科医師が溢れ、歯科医院も乱立し激しい競争と明らかな「勝ち負け」が存在していた。
あまりの競争の激化に歯科医師数をある程度減らさなければと言う、働きの結果徐々に毎年の歯科医師合格者数に制限をかけるという判断に至ったのだ。
それから、10年以上経ち明らかなる新歯科医師の人数制限がかかった。
それも1000人減である。
言い方は悪いが一定の点数を満たしていても落とされてしまったものもいる。
その不合格者と、10年ほど前に単純に点数で落ちたものでは能力が違う。
さらに、もっと恐ろしいのが一度国家試験に落ちてしまった人間の次年度の合格率は格段に落ちるという事。
新卒の合格率は約73%であるが、既卒では約47%。
ここ数年の統計からするとまず合格者として採用するのは「新卒者」から…
次に一浪(国家試験)
そして次…となっている(あくまで推察)
(現に何年も受験し続けているものがいる。)
つまり、6年間の時間と莫大な学費をかけて卒業まで至ったとしても、歯科医師になれない!
という事が発生する可能性が出て来てしまっているという事。
日本の大学は入ったらそれで終わりという風潮があるが、今の歯科大学には最後の最後でしっぺ返しが来る可能性がるので、もし子供を入学させるのであれば最後の最後まで親御さんは気を抜けないという事である。
若手歯科医師が勤務先を選ぶための理由。
前回の続き。
前回は親が金銭的に苦労して、また浪人したり、6年間と言う一般の大学よりも長い時間を費やして、やっと資格を得た若手歯科医師が、勤務先選びで失敗しないための3つのポイントを述べた。
あくまで参考にと言う事だが、今回はそれを解説したい。
勤務先を選ぶには、
①院長が歯科の技術的な講演、執筆など行っている。
②治療に積極的に携わらせてくれる。(アシスタントではなく)
③お給料をしっかりと貰える。(モチベーションになるくらい)
上記3つのポイントを見て、選ぶ方が良い。
その理由は、まず①については、やはり講演する側と常にそれを聞いている側では、圧倒的に違いがある。
講演や執筆活動などをしている歯科医師は、人前で講じる訳なので「適当」な事は言えない。
「適当」とは、感覚的な話だけではないという事。
そのため、臨床結果的にある程度の確証を持って話している、ないしは論文などをよくよく調べている。
すなわち、治療に対する知識レベルが深い。
若いうちは吸収する能力が非常に高いため、出来ればそういった深い知識を持った歯科医師の元で、勤務させて貰うのがとても良い経験になるだろう。
さらには、今後も自分自身がその様なスタイルになり、よりプロフェッショナルを目指して行く軌道になる。
しかしながら、なかなかそう言った人前で講演する歯科医師の元で、働ける機会を得られる若手歯科医師は少ない。
次に②の理由として、これはやはり歯科医師は頭だけでわかっていても、腕が動かなくてはお話にならない。
実際問題、若手歯科医師を雇っても診療補助としてしか扱わず、診療をほとんどさせないと言うところもある。
先にも述べた様に、若いうちは吸収する能力が高い。
その期間に、患者さんを診ないというのは、その後何十年もの歯科医師人生のスタートダッシュを狂わせてしまう。
そして、腕の追っつかない歯科医師となり、患者さんへろくな医療を提供する事が出来なくなる。
一概にそうなるとは限らないが、今の若手歯科医師を見ているとその傾向にある。
さらには、著名な歯科医師や成功している歯科医師のほとんどが、若いうちはバリバリ診療をしている。
そして③のお給料をしっかり貰えるところに勤める、と言う事について。
これは、もちろん仕事がある程度出来なければダメだが、中には一般的な職業と比較してもあまりに安いお給料と言う場合がある。
お給料の払いが悪い場合、自分が興味を持った事(歯科のさらに細かい分野)に、お金を出して勉強しに行ったり、本を買ったり、道具を買ったりする事が出来ない。
それは「お金がないから、勉強会に行けない。」などと、その歯科医師の推進力を止めてしまう事にもなる。
またお給料が良ければ、それはモチベーションに繫がり「もっと一生懸命頑張ろう」という気になるだろう。
それはどんな職業でも同じだ。
まだまだ歯科医師は苦労する時代だが、若手の頃に正しい選択をして行くことで、生き残って行く道筋は見えてくるかもしれない。
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若手歯科医師の勤務先を選ぶ3つのポイント!
『歯科医師過剰』『歯科医院過剰』と騒がれ、歯医者じゃ喰っていけない。
そんな話はもうすでに今の日本では当たり前。
アメリカではなりたい職業No.1であるのに対し、日本では100以内に歯科関係が一つもない。
これはなんといっても【年収】が影響している。
アメリカでは歯科医師の平均年収1800万円に対し、日本では600万円。
600万円なら普通の職業よりは良いだろ?と思われがちだが、これはあくまで平均。
200万円台、300万円台の歯科医師はゴロゴロいるわけだ。
内科の医者なんかとは違い、実際に腕が動かなければお話にならない職人的な職業のため、最低でも3〜5年は修行期間であり、その間は当然お給料も少ない。
では、そこから勤務医としてお金をたくさんもらえる様になるのかと言うと、世の中そんなに甘くない。
勤める先によってその金額は違う。
払いのシブい院長のところに勤めれば、なかなかお金をもらう事が出来ない。
「勉強になるから」
「君の将来の為だから」
と、なんだかんだ言って言いくるめられてしまう。
普通なら「そんなとこやめちゃえば良いじゃん」なんて思うだろう。
しかし、この業界の狭さをなめてはいけない、必ずどこかで繋がっているため、なかなか不義理ととられる様な事は出来ないのだ。
勉強になるって?何?
勤務医にモチベーションをあげられる程のお給料を払えない歯科医院で、何が勉強になるのであろうか?
「技術的な〜」とか言う先生も多いが、正直な事を言えば【超無名】なあなたのどこを取って勉強になるの?
その先生の「技術」はレクチャーを受けた先生の技術でしょう。
ならば、直接その先生に聞いた方が良いのでは?
その先生のエビデンスがもし間違っていたら…
話がそれて来たので元に。
若手の先生に言えるのは、1分1秒無駄にはしてはいけません。
そのためには、働く先の医院の選択にはとても注意しなければなりませんが、そのアドバイスとしては次の事が挙げられます。
①院長が歯科の技術的な講演、執筆など行っている。
②治療に積極的に携わらせてくれる。(アシスタントではなく)
③お給料をしっかりと貰える。(モチベーションになるくらい)
この理由は…
少し長くなってしまったので次回へ持ち越し。

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人数制限がかかって来ている?歯科医師国家試験では他人との競争。
2015年12月現在、国家試験を控えた歯科大学の学生達は一生懸命に勉強をしているだろう。
ほんの数年前までは国家試験の合格率にスポットライトが当てられていたが、今は少し状況が変化してきている様に個人的に思える。
そもそも歯科医師国家試験の合格率は10年ほど前までは、大体80%くらいであった。
落ちる方が珍しい…。
ここ数年でみるとその合格率はおよそ60%程にまで下がって来ている。
もちろんこれは国によってしっかりコントロールされている事である。
当然その背景には『10万人を超える歯科医師数の増加』に対する減少策なのであるが、実は最も注目して欲しいのがその合格者数である。
数年程前までは2500人~3000人くらいの合格者数であったのが、
3年前の第106回は2366人(合格率71.2%)
2年前の第107回は2025人(合格率63.3%)
1年前の第108回は2003人(合格率63.8%)
実は10年ほど前から平均3000人/年程であった合格者数を、1000人減らすという噂がまことしやかに囁かれてた。
その頃は皆、口を揃えて「まぁ、いつかそうなるのかな?」なんて現実的な考えを持っているものは少なかったが、実際にそうなった。
さらには、2016年に行われる国家試験ではさらに合格者数を1800~1900人程に絞るのではないかと予想している歯科医師国家試験対策の会社もあるくらいだ。
そうなると以前の様に必須問題80点以上、全体平均60点以上平均取れば合格するというわけではなくなってくる。(そもそも60点は低い気がするが…。)
ある程度の得点を取っていても、順位が低ければ不合格となる訳である。
すなわち、過去にそういった者がいた様にギリギリの得点を取れるレベルでは合格できず、文句無の点数を最低限取る必要が出て来る。
そう、試験問題との勝負だけではなく同級生との勝負になって来ている訳である。
6年間も大学に行って、高い学費を親が払って国家試験に落ちていたら目も当てられない。
お坊ちゃん・お嬢ちゃんにその競争をぶっちぎるハングリーさがあるだろうか?
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歯科医師と患者の気持ちのギャップは『メンタルケア』で。
前回の話において「歯科医師は『人間力」』をつけなければならない」と記述した。
医療の世界においてはそれは患者の心のいたわり、いわゆるホスピタリティの中の『メンタルケア』である。
歯科は医科と大きく違うのは、やはり人間の命に関わる様な処置が少ないという事。
そのため、患者からの評価と言うのはどうしても治療の内容の良し悪しだけではなくなる。
その点においてはある意味医科よりも歯科の方がシビアだ。
例えば、虫歯の治療で小さく歯を削って「コンポジットレジン」と呼ばれる白いプラスチックの詰め物を、丁寧に時間をかけて、パッと見た感じ天然の歯の様に詰めて、患者に鏡で見せても患者の反応は”いまいち”。
こんな事は日常の歯科医師の中でのあるあるらしいが、ここに問題がある!
何故多くの歯科医師が”患者の反応がいまいち”と思うのか?
それは、歯科医師だけが「こんなに一生懸命に素晴らしい事をやってるんだ!」と言う気持ちが強すぎるために、患者の"ごく普通"の反応を見て、ガックリと勝手に来ているだけでなのである。
患者からすれば、口の中の暗い所に銀歯じゃなく白ければあとは大して差はない訳で、咬み合わせが高かったりした方が違和感を感じるだろう。
そう、患者はそもそも白い歯に白いものが詰まっても「不思議」とは思わず、また、咬み合わせが高くなくて当たり前なのである。
むしろ長い時間口を開けてつらい思いをした事に対して、見合っている事なのかどうか?という、総合的な判断でその反応になる事を歯科医師は理解しなければならない。
それもわからず、「僕がこんなに一生懸命詰めたから、きっと患者さんは喜んでくれるだろう。」なんて、心のどこかにそんな気持ちが常にあるから、その反応に対してギャップが生じてしまう。
さも自慢気に鏡を渡して、患者は「はぁ」。
これでは、勝手に歯科医師が「やりたい治療」を押し付けているだけで、患者の求めている事、すなわち医療の本質には繋がっていない。
その様な治療を行っていれば患者からの評価など高まる訳がない。
歯科治療と言うのは時代によって変化するものであり、最高とされる治療も今現在はそう言われているかもしれないが、『10年後には意味のない事だった』なんてことは歯科医療の歴史を振り返ってみても多々あるそうだ。
どこかの高名な先生の言った事を鵜呑みにせず、自分自身で考え患者個々にあった治療を考え提案し、選択してもらう方がよほど良いのではないだろうか。
根の治療もそうだが、「マイクロスコープ」なるもので口の中を覗かれながら、「ラバーダム」と呼ばれるゴムを引っ掛けて長時間口を開けさせられ、何をやっているかは不明。
それでいてそれをやったから、やらないよりも確実に長持ちするかどうかは言い切れない。
こんな事では、患者は不安で来て嫌な思いをしてお金払って帰るだけ…。
いつまでも続く訳がない!
治療の内容云々ではなく、もし本当にその処置が必要でやった方が良いと思うなら、患者に対しては誠心誠意の説明をして、患者自身にその治療に対して「欲しい」と言う購買欲にも似た、『治療欲』を出させるくらい歯科医師が『メンタルケア』をしなければならないのではないだろうか?
開業歯科医師の『敵』それは…。
開業歯科医師には多くの『敵』が存在する。
これも歯科医師が過剰時代のためである。
「歯科医師過剰」これは競争の激化を生んでおり、これは多くの人に周知の事実となっている。
そのため、歯科医師は赤字にならないために模索する。
※利益を上げると言う意味ではなく、あくまで医院運営を最低限の健康的状態を保つための模索である。
人数が多く競争が激しいとなれば、その業種自体が他業種の人間からは『マーケット』と見られている。
その中でもここ数年増加しているのが『歯科医療コンサルティング』である。
歯科医療コンサルタントと言えども様々な業種の人間が流れ込んで来ているようで、
「税理士」
「公認会計士」
「元金融関係(銀行など)」
「元歯科メーカー勤務」
「元大手病院事務長」
「現役歯科医師(開業)」
「現役歯科医師(勤務)」
その他うさんくさい所で
「サラ金出身」
「不動産業出身」
「元ホスト経営」
「元IT関係」
「元宝石商」
などなど、数え始めたらキリがない。
何故こんなに流れ込んでくるのかと言うと、とある歯科医院物件あっせん業の社長がこんな事を言っていた。
「歯医者は経済の事など何もわかっていないのに経営者になってるが、お坊ちゃんでそこそこ金払いも良いから稼げる」
だそうだ。(ひどいもんである)
これら、「歯医者さん達の経営のためですよ~」と近づいてくる多くの者達が口にする言葉、それは『成功』である。
全ての業種にも言える事かも知れないが、『成功』をうたって寄り添ってくるふりをする輩にろくな者はいない。
この歯科医療コンサルを語った者たちのほとんどが歯科医院を経営した経験など一度もない。
また、自分の会社の経営もそこそこで他人に「あーした方が良い、こうした方が良い」ともっともらしい事を言う。
しかし、あまり経営が芳しくない歯科医師は何故かこれにはまってしまう。
現に数多く行われている「歯科医院経営セミナー」などに、多くの歯科医師が一生懸命参加しているのである。
そもそも、人の言った通りにやってうまく行くのであれば皆んなやっているだろう。
もっと言えば、経営がうまく行っている歯科医師はこう言うセミナーにほとんど参加した事が無いというのも事実。
こう言うセミナーもしくは、サイトのメルマガから情報を得ようとしても、『核』となる事を伝えている事はないと知る必要がある。
例えば
「ホームページで集客するのは大切です。そしてそのホームページが閲覧される事が最重要で、それはすなわち上位表示されるためのSEO対策をしましょう!」
これは➡折角ホームページを作っても誰にも見られなかったら意味ないですよ~、だから「〇〇(地名) 歯科」なんて検索した時に1ページ目に来ていないと誰も見ませんよ~。
という事であるが、これは口で言うのは簡単だが実はホームページが上位表示される事が確実に出来れば苦労しない訳で、その上位表示される方法というのは一切紹介されていない。
正確に言うと確実な方法は存在しないため誰にも言えない。
要は当たり前の事を目の前で言われて(文章で見て)、インターネットなどに疎い歯科医師は「ふんふんなるほど」と馬鹿正直に聞いているのである。
さらにこれにお金を払って聞きに行っている、これでは「歯医者はちょろい」なんて思われてもしょうがない。
もっと突っ込んで話せば、「無料の経営セミナー」これは自分の顧問先を増やして月々の顧問料を取るために仕掛けている戦略にすぎない。
また、その類のサイトから送られる「無料メルマガ」もそこに付帯されている広告で収入を得るのが目的で、その内容はもっともらしい事で歯科医師に「得っぽい」事を書いていれば良いだけで、ある意味そこに乗っかっている歯科医師は無料で登録していずれ見なくなっても、その業者の広告収入の手助けをしているお間抜けさんと言っても良い。
そういう歯科医療コンサル風の輩がもう今は手を引いているーなんてことは山ほどあって、この者たちに責任感などと言う感覚は初めから毛頭ない。
開業している歯科医師達はそんな事に時間を割いている暇があったら、もっとソフト面を磨かなくてはならない!
それは、歯科医療技術も大切だがもっと大切なのは『人間力』だ。
人と人との関係性を気付けないものは、どんなに良い治療をしようとも、どんなに最新の機材を使おうとも患者は治らない!
治療の技術や知識に重きを置きつつ、人と人との関係性を気付くことが出来れば「経営セミナー」になんて頼らずとも、自ずと患者からの評価は高まるであろう。
親の歯科医院を継承した場合は吉か凶か!?
歯科医師が開業する際に常に抑えたいのが『ランニングコスト』である。
その中でも最も病院格差が出るのが「テナント代 (家賃)」だろう。
しかし、今回はそのテナント代についてではなく、そのテナント代がかからない…いわゆる親子による継承物件で病院を行う危険性について述べる。
通常病院のテナント代とは20〜30万円かかる所や、立地や条件によっては100万円や200万円月々に支払われている。
しかし、親の跡を継いだ歯科医師はそれが無い。
それだけ聞くと凄い良い!と思いがちであり、周りの歯科医師や開業コンサルタントもその様に言う。
もちろん、テナントに入るための保証金 (敷金) がかからないので初期投資も大幅に抑えられる。
保証金は大体家賃の10か月分か◯◯ヒルズの様な所では定額でかなりの高額のものが多い。
やはり普通に考えたら《有利》である事には変わりは無い。
ただし、まっさらで開業した歯科医師と比べて大きく違う所は、
「立地を選べていない」
と言う所である。
歯科医院もやはりビジネスをしなければいけないため、『立地選び』は重要である。
もともと立地が良いというのであれば問題は無いわけだが、昔の先生達の頃は歯医者不足の時代のため、どこで開業しても患者はたくさん来た時代である。
そのため立地を選ぶなんて事は考えていなかった。
むしろその逆で、人が沢山来過ぎない所を選らんで開業したと言う人もいるくらいだ。
そんな状態の歯科医院を継承すると言うのはとても危ない!
ただし本人に実力があると言うのであれば別だが、
(ここで言う実力は技術だけでなく、人にモテるかどうか、歯科医院を運営して行く細やかさあるかどうか、など総合的な意味がある)
多くの歯科医師は以前の記事にも述べた様に、普通に勉強して育ったものが多い。
要は人間的に爆発的なパワーが無ければ、それ以外のハードに頼らなくてはならないのが現実である。
それは、『立地』であったり、『最新機器』であったり、『オシャレな内・外装』に力を入れる事である。
本来ならば、人対人のため『人間性と技術』があれば申し分ないはず。
実は、立地が悪くても流行っている所はそう言ったソフト面に力があると言うことを多くの人が理解していない。
ただ、悲しいかなそれらソフトの部分は
《生まれながらにして決定している》
誰もが誰も歯医者になったからと言って、人生成功する時代はとっくに終わっている。
正直なところ、そのもともとの素質を持っていないものは、2世歯科医師とは言え開業するに値しないのかもしれない。
ただし、自分がそう言った人間(歯科医師)かどうかがわからない人もいるだろう。
むしろこう言った話をすると、「自分は違う」と感じるものの方が多い。
もし自分を客観的に判断したいのなら、過去の小学校位から高校位までを振り返るといいだろう。
自分が
【クラスの人気者であったか】
【生徒会長などを経験したか】
【部活の長などを経験したか】
本来であれば人の中心に立てない人間が、開業して院長(社長)になるべきではない。
それでも、開業して自分の城を構えたいと言うのであれば、「自分は親の地盤を継ぐから大丈夫」と言う甘えた考えは捨てて、冷静に一から考えて判断して行かなければならないだろう。
開業歯科医は勤務医時代の年収を下回る。
歯科医師は大学卒業後、歯科医院で何年か勤めた後に独立開業をする事が多い。
以前もこの事を疑問に感じて記事にした事があるが、ほとんどの歯科医師は一般の会社員よりは高いお給料をもらっている。
それなのに、そのお給料を捨ててまで人生の賭けになるだろう「独立開業」をすると言う。
聞けば特に経営の知識もなく、他院にはない特殊な治療方法を持っている訳でもない。
会社員が起業して社長になるのは、それなりに知識や能力を持ち、そう言った素質のあるものがなるし、そうで無ければ成功もしないだろう。
こんな不可解な事をしているがために、歯科医師がワーキングプアーなどと揶揄されてしまうのではないか?
今回は勤務歯科医師が開業して、今と同じお給料を得る事がどの位の数字の感覚を持っていなくてはいけないかという事を、給与例を上げて解説したいと思う。
まず歯科医師が個人開業をして得られる収入は、大体売り上げの20%〜30%くらいの間である。
個人開業で経営者という事になるので、当然常に完全歩合という事になる。
例えば、一つの歯科医院に常勤医として勤めている場合、経験年数や、技術力により差はあるが、月のお給料が60万円くらいであるとしよう。
*30万円くらいの人から、200万円くらいの幅はある。
歯医者さんで仮に保険診療の売り上げをメインとした場合、1日8時間の診察時間で1人当たり30分診療で16人みたとすると、保険診療の1人当たりの売り上げは5000円程なので、8万円/日程の売り上げが予想される。
この8万円から、技工代金・材料代(売り上げの約15-20%)を引いて、そこからテナント代、歯科衛生士や歯科助手の給料、ガス・水道・電気・電話代を支払う。
そうすると、
80000-16000(技工・材料20%の場合)-10000(テナント月30万円の場合)-20000(スタッフ2人の場合)-5000(ガス・水道・電気・電話)=29000円/日
となる。
日給29000円と聞けばかなり良いと思うが、週5で月にすると58万円〜64万円くらいになる。
元々の給料とあまり変わらない様に感じるが、実は違う!
給料はただもらうだけだが、開業に際してはほとんどの人が『借金』をするわけだが、その返済が額にもよるが月におよそ15万円〜50万円(多い人は)はかかる。
これが入ると元の給料を大幅に下回って来る。
さらに、コンピューター管理の月々のサポート代が月に3万円〜とか、ホームページの管理代が月に1万円〜とか、そんなに多く見積もらなくとも月に30万円程度の収入になり、年収300万円代の開業医、いわゆるワーキングプア歯科医師が誕生してしまう訳である。
もっと言えば最初の試算で、1日16人の来院数でそれを毎日続けている訳になるが、実はその方が難しい。
どんな歯科医院でも必ずと言って良いほど、「キャンセル」が発生する。
キャンセルの多い少ないは経営に大きく影響して来る要因の一つでもある。
そして、開業医と勤務医の最も違う点と言えば【ストレス】である。
多くの開業医は歯科治療が仕事の100%を占めていない
と言うよりもそうならざるを得ない。
と言うよりもそうならざるを得ない。
人の管理から、お金の管理、個人経営であれば1人でやらなくてはならない。
それで収入に繋がらなければついついグチになるだろう。
そしてストレスに繋がり、健康的な人生を送ると言う人としての大命題からもそれて行く…。
他にもまだまだ月々に出て行くお金は、増えていく訳だがこうまでして開業する意味が私にはわからない。
今の(普通よりははるかに高い)給料で、勤めている方がよほど安定的で人生が読めるのではないかと思う。
歯科医師の雇われ時代に求められる『働く姿勢』。
歯科医師というのは基本的にはどんなレベルの歯科医師でも最終的には「開業」をする。
医療というものは『営利を追求してはいけない職業』であるとはいえ、開業をするという事はやはりビジネスをするという事である。
この世には、〝給料をもらう人間と支払う人間”に分けられる。
一般的な世の中では給料を支払う立場の人間は特別であり、それなりに目標をもって独立する意識を持ちながら生活している。
そして、必ず雇われていた経験をもとに自分なりの経営の「色」と言うものを出していくのである。
歯科医師も雇われていた時代を経て独立に至る訳だが、一般的な社会における構図とはやや違う部分がある。
それは、雇われている時の又は雇われる前の『姿勢』である。
もうこの様な考えは古いのかもしれないが、通常は会社やお店などに雇ってもらうために面接に行き、雇ってもらえたら自分のためと会社のために一生懸命に働く。
こんな図式は現代では少しずつ薄れつつあるかもしれないが、歯科業界には初めからこんなつつましやかな考えはない。
もちろん、タウンワークやトラバーユの様な一般的な求人広告で募集するような職業ではないので、初めから絶対数が少ないのでそうなってしまう可能性もある。
多くの歯科医師の就職先は知り合いや先輩のつてで探すか、もしくは歯科医師専用求人サイトなどで探す。
その際に歯科医師は〝面接で落ちる”なんてことは考えていない。
どこで働けば自分に最大限メリットがあるのかという事を
『自分の実力の有無』はまるっきり無視で決定する。
歯科医師とって、この雇われている時代の勘違いが大きな落とし穴である。
実際に雇ってもらうための就職活動などもしないまま、普通のサラリーマンよりもそれなりに高い給料をもらう様になり、実際に仕事は問題なく出来るようになれば「いざ開業!」という気持ちになる。
しかし、一般的な雇われる『姿勢』が出来ていないまま開業するわけなので、初めて人を雇う立場になった時に雇われている人の気持ちが全く見えないのである。
さらに一番タチが悪いのが、雇われている側の気持ちが見えていない事を分かっていない、という歯科医師も少なくないであろう。
病院内の雰囲気や空気のコントロールも経営者となった歯科医師の重要な仕事であり、それは自分が雇われている時代から謙虚な気持ちで培っていかなければ、長く続けられる歯科医院経営は難しいであろう。
TPPへの参加で歯科医院は閉院してしまうのか?
今日本はアメリカからの圧力によりTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に参加しようとしている。
これによって、歯科医療はどう変わるのだろうか?
まず、医療業界全体として大きく懸念されているのは、「国民皆保険制度の崩壊」である。
TPPに参加すれば当然海外の会社も日本で自由にビジネスが出来る事となる。
しかし、これが何故「国民皆保険制度の崩壊」に繋がるのかと言うと、一説に言われているのがアメリカの製薬会社の存在である。
アメリカでは製薬会社が新薬を作ると自由に価格設定を行い、様々な病院に薬を独自に販売する事が出来る。
そのため、大きな病院では多く仕入れるため小さな病院に比べ薬代が安くなる。
単純に考えてみればごく普通の事の様に思われるが、この日本では違う。
製薬会社が新薬を作ると厚生労働省に薬事法の認可を得なければならない。
(安全な薬を使用するための厳しいチェックであるため、これは素晴らしい事だとは言える。)
そして、新薬としての認可を得ると同時にその薬の価格いわゆる薬価が決められるわけである。
このため、保険治療であればどこのどんな病院に行っても同じ薬が比較的安価な同じ値段で処方してもらえるのである。
しかし、アメリカの製薬会社にしてみればこれは確実に邪魔なシステムであろう。
そのため、日本の「国民皆保険制度」が圧力により壊されてしまうのではないかと言われている。
もちろん、全て崩壊ではなく一部改正や一部守られたりと変化はするかもしれない。
しかし、アメリカの民間医療保険の会社などからしてみれば、多くの治療を安く受けられる日本の制度はビジネスにおいては面白くないであろう。
日本は一生懸命交渉をしているが、実際にこの制度にについてアメリカなどが強く反対してきたら完璧にかわす事が出来るのだろうか?
保険治療が崩れ、治療費が高額になってしまったら確実に病院にかかる患者が減るわけで、ただでさえ多いと言われている日本の歯科医院は経営が成り立つのであろうか?
恐らく多くの歯科医院が閉院せざるを得なくなるのではないか?
さらに、海外の医療ビジネスのプロの会社が病院経営などに乗り込んで来たら、なんの経営などの知識のないお坊ちゃんお嬢ちゃんで育ってきた歯科医師が、その様な病院と太刀打ち出来るのだろうか?
もしも閉院を余儀なくされたとしても、他院で雇って貰えるだけの能力のあるものがどれだけいるのだろうか?
TPPへの参加は考えるだけでも恐ろしいと思うのだが、比較的楽観的に考えている歯科医師が多いようである。
歯科医院の経営の人口ボーダーライン?
およそ30年~40年前は、朝7時から夜11時まで休む間もなく患者の治療を行い、朝から並ぶ患者には整理券を配り、長時間待つ間に昼になるとこれから診察を受ける患者に「パン」を配るなど、今からはとても想像も出来ないほど歯科医院は繁盛していた。
それは、もちろん歯科医師の数が今よりも圧倒的に少ない事が原因であった。
そのため田舎で開業をすると患者が殺到してしまうので、比較的歯科医院が多く患者が平均化しやすい都内で開業する、なんていう優雅な話もあったくらいだ。(私の聞いた話ではその場所は巣鴨)
今から35年前の昭和50年頃には歯科医師は全国で40,000人ほどであった、それが今は2.5倍のおよそ100,000人になっている。
それに伴い歯科医院数も増え全国で約70,000軒になり、日本国民の人口が約1億2000万人ほどだとすると、人口1700人辺りに一軒の歯科医院が存在する事になる。
以前に「一軒辺りの歯科医院が成り立つ為にはおよそ1700人の患者が必要である」と言う事が言われていたが、これはあくまで1700人が歯科医院に均等に来院した場合に何とか成り立つボーダーラインであり、当然それ以上の人口が求められる。
例えば東京では10000軒以上の歯科医院に対して人口は1200万人なので、単純に1軒辺り人口1200人となりボーダーラインをはるかに下回り、有名な話ではあるが本当にコンビニの数よりも多い。
では、歯科医院の多い東京とは違い地方であれば問題無いのかと思われるのだが、地方は東京に比べ圧倒的に人口が少なくまた変動も少ない。
それゆえ新たに1軒歯科医院が出来ただけでも、周りの歯医者さんにとってはかなり心中穏やかでは無い。
どちらにしても今現在の歯科医院数は、人口に対して過剰に増えすぎてしまって数十年前の歯科医院の経営状況とは全く違うものとなり、最近聞いた話では仕事のバリバリ出来る30代の歯科医師で妻も子供もいる開業医でさえ年収300万円代で生活は決して豊かではないと言う。
開業する事を何となく目標としている先生達が多いため、開業するために必要な知識などを開業前から自分であまり学ばず、知人の先生(経済は素人同然)に聞いたり、コンサルタント(基本的には開業斡旋業者であり歯科医院が潰れても関係の無い人達)の言いなりであったり、また必要で無いものや自分のワガママで欲しいものを歯科医院に購入する為に多額の借金をしてしまい、返済が出来なくなり倒産に至る歯科医院も出て来てしまうんですね。
歯科医師になるのと高級マンションが同じ!?
歯科医師になるまでにはおよそ5,000万円ほどかかるのではないかと、前回までの記事で述べてきました。
では、歯科医師の20%である年収300万円の人がそれを取り戻すにはどのくらいかかるのか?
5,000÷300=約17年!!
しかも取り戻すだけ、生活費など一切無視ししてこの年数。
仮に月に15万円が家賃等も含めた生活費だとしたら、年収300万円から180万円引いて、残りの120万円が取り戻せるお金。
それで計算すると
5、000÷120=約41年!?
確かに5,000万円といったら高級マンションを購入できる額ですから、住宅ローン返済と考えたらこの位の期間になりますが、それとは明らかに違いますね。
やはり、歯科医師で年収300万円というのは今までかかって来た、莫大な金額から考えると「ワーキングプア」と呼ばれてしまうのも納得です。
しかし歯医者さんたちの間で「生活が苦しくて苦しくてしょうがない」、なんて声は聞いた事がほとんどありません。
それは歯科医師が社会的職業意義をしっかりと把握しているからなのか、それともたまたま聞いた事がないだけなのか?
次回は、歯科医院の経営状態について考えてみます。
歯科大学の学費を比較【2013年度版】
歯科大学は学費がとても高いと言われて来ましたが、ここ数年の歯科医師人気が落ちた事と、少子化の影響もあり歯科大学が相次いで定員割れするという事態が起き、それに伴い新入生獲得のため各歯科大学が学費を下げて来ています。
しかし、各大学により金額に差がありますので、各大学の差を検討してみましょう。
このデータは2013年度のものになります。
・大学名 ・初年度納入金 ・二年次以降の学費 を示します。
- 東京歯科大学 945万 453万
- 愛知学院大学 845万 482万
- 神奈川歯科大学 850万 385万
- 日本大学松戸歯 690万 350万
- 日本大学 690万 300万
- 岩手医科大学 650万 250万
- 大阪歯科大学 639万 380万
- 福岡歯科大学 630万 350万
- 日本歯科大学新潟573万 380万
- 日本歯科大学 573万 380万
- 鶴見大学 515万 455万
- 昭和大学 459万 300万
- 北海道医療大学 414万 380万
- 奥羽大学 405万 350万
- 朝日大学 353万 190万
- 明海大学 351万 190万
- 松本歯科大学 298万 268万
- 九州歯科大学県外105万 53万
- 九州歯科大学県内 81万 53万
- ※国公立大学 81万 53万
北海道大学、東北大学、東京医科歯科大学、新潟大学、大阪大学、岡山大学、広島大学、徳島大学、九州大学、長崎大学、鹿児島大学が歯学部のある国公立大学になります。
初年度納入金では東京歯科大学が最も高く、年間の学費では愛知学院大学が最も高い金額ですね。
反対に国公立の大学のと共に私立大学で最も安いのは、九州歯科大学でした。
こう見ると一番金額の低い大学なら、専門学校よりも下手したら安いですよね。
歯医者になって5,000万円取り戻せるか!?
歯医者さんになるには、とってもお金がかかります。
それは歯科大学に入る前からすでに始まっています。
「塾」や「予備校」に通うからです。
しかもそれらは、医歯薬専門のコースまたは医歯薬のみをターゲットに絞った所のため、通常の予備校と比べてかなり料金が高いのです。
私なりに調査した結果、まず高校在学中に通う場合、およそ月謝が10万円で1年間で120万円、さらに3年間で360万円になります。
そこに夏期講習など年間3回通うと、プラス30万円で3年間で90万円。
高校在学中に予備校にかけるお金は約450万円になります。(もちろん個人的な見解のため、もっと安い料金のところもたくさんあります。)
そして、高校卒業してもし一発で合格しなかったら、浪人生として予備校に通いますが、その料金は1年間およそ250~500万円になります。
と、この時点で一浪して歯科大学に入ったとしても、すでに700~1,000万円近くのお金がかかっています。
さぁそしてここから6年制の歯科大学に入学です。
歯科大学によっても差はありますが、初年度に大学に納める学費が約1,000万円、2年目からは年間約500万円の学費がかかります。
6年間で約3,000万円の学費がかかるんですね~。
また、この他にも実習するための機材費や教材となる医学書なども買わなければなりませんから、年間50万円~100万円くらい上乗せでしょうか?(歯科に使用される材料や機材は異常に高額。もちろん医学書は通常書籍よりも高い。)
さらに、地元に歯科大学がない学生は親が家賃や生活費を仕送りしなくてはなりません。
結果、歯医者さんになるにはざっと5,000万円くらいのお金が必要になりそうだ!
ただし学費については各大学ごとかなり差があり、先ほど述べた額の半分くらいのところもあれば、国立大学なんかになると10分の1くらいの金額になったりもします。
大学によってどの位の差があるのでしょうか?
次回は各歯科大学ごとの学費をみてみます。
年収300万円でワーキングプアなどと言われる訳。
ワーキングプアの歯医者さんとは、日本全国の歯医者さんのうちおよそ20%の歯医者さんで平均年収をが約300万円の人の事を指すそうです。
ところで「年収300万円」ってワーキングプアか?
ふと疑問に思い調べてみると、サラリーマンの平均年収はおよそ400万円ほど。
しかし、これは全サラリーマンの平均で、ワーキングプア歯科医は全ての歯科医師の中でも20%の稼げていない群で、それが年収300万円なのである。
サラリーマンで稼げていない群はもっと低い年収であると思われるが、普通に生活をし、子供を育てている家庭もたくさんあるだろう。
では、何故ワーキングプア歯科医などと言われるのであろう?
その答えには大きく分けて2つある。
1つは、「歯医者さんになるまでの過程でかかるお金」。
そしてもう1つは「歯科医院開業にかかるお金」である。
この2つは個人としてはとても大きなな金額で、それに見合った収入でないからその様に言われるのである。
では、歯医者さんになるまでどの位の金額がかかるのか?
次回は歯科医師になるまでの金額を考えます。
そもそも歯医者さんにおける“ワーキングプア”とは?
“ワーキングプア”とは
米国、日本などの先進資本主義国で、懸命 に働いても生活保護の受給水準にも満たない収入しか得られない就業者のことをいうそうだが、
歯医者さんにおけるワーキングプアも読んで字の通り、貧困歯科医という事になるのか?
様々な報告によれば、歯科医師の5人に1人(20%)は平均年収が300万円で、100人に5人は申告所得がゼロだそうだ。もちろんしっかり稼いでいる歯医者さんもいる。
申告所得ゼロの歯科医師は歯科大学を卒業後、大学病院に残った無給の研究生や博士号取得のために大学院に進んだいわば歯科医師だけど学生さんだと思われる。
その中でも研究生ではあるが大学病院の所属医局から、週に何日かの歯医者さんアルバイト(開業医や企業の歯科室など)を許されたものや、大学院生などが収入を得たり、しているものも年収300万円の層に入っているであろう。
また、卒後3年目位までの歯科医師の月収の相場は約30万円くらいであるので、こういった若手歯科医師もこの年収300万円の層を形成する。
しかし雇われているうちは、経営状態の良好な歯科医院に勤務しているため、経験年数とともに収入も上がって行き、また診療する人数や難症例もこなせるようになるため出来高での評価も付いていく。
すなわち、よほどの社会不適合者でなければ歯科医師はクビを切られるという事は、滅多にないため雇われているうちは比較的安泰である。
ところが、何故か歯医者さんは開業したがる人が多い。
純粋に考えても普通の会社員が片っ端から起業するだろうか?
そこに、落とし穴がある。
経営もマネージメントも何も学ばず(これはほとんどの開業歯科医師が当てはまる)、さらには技術的にも研鑽を積まず、人間的魅力もない、こういった歯科医師が勘違いして開業してしまうと、患者が付かず満足に収入も得られない訳である。
要は普通にやっている限りはそこまでワーキングプア歯医者さんには陥らない。
しかしながら、開業をするとなると以前のようにはいかず下手をすると潰れるという事も、かなり高い確率で起こりうる。
開業に関しては昔に比べると難しいくなっているのは、事実である。
ところで年収300万円は貧困なのであろうか?
次回は年収について考えます。
歯医者さんがワーキングプア⁉
「歯医者は儲かる」なんて言われていたのなんて、ひと昔もふた昔も前の事。
今はおよそそんな事のない時代になっています。
全国の歯科大学でも定員割れが多く出て、歯医者になろうとする子供達や、子供を歯科医師にさせようとする親が減ってきているようです。
莫大な学費と時間をかけても、将来得られる収入はそれと比例するほどはなく、むしろ「ワーキングプア歯医者」と揶揄されるくらいです。
本来は貧困と言うほど収入を得られない訳ではないのですが、以前思われていたような「歯医者=お金持ち」という図式は一部の成功している歯科医師以外は成り立たなくなっているように思われます。
しかし、「歯科医師」は職業としてはとても重要なものの一つであり、なる人が少なくなるという事は相対的に業界のレベルが下がりやすくなります。(一概にそうとは言えませんが。)
こんな、危機的状況を打破するために、なぜこのような事態になって来ているのか、また、それに付随して様々な歯科の知識を個人的見解で綴って行きます。
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